まちこしの見ること、やること、思うこと。

旅や日々の制作、しごとなどでまちこしが感じたことを綴るブログ

私がよく聞かれること

こんにちは。まちこしです。

わたしがいたるところで、聞かれる質問。
「まちこしって、本業なんなんですか?」

なんでこんな質問を受けるのかというと、私がSNSやFBでいつも
こんなことやってたんだ、っていう内容を突然投稿したりするからで、
わかりやすい「◯◯ではたらいている◯◯な人」っていうのを聞いて、みな安心したいのかな?とか思うのです。

ちなみに私が今、お金をもらってやっていることは
自分でデザイン、制作したジュエリーブランドの販売、
その途上で開拓したマダガスカルの雑貨の輸入販売、
時々不定期にやるワークショップ、
ときどき絵を描いたり、何かデザインしたりしたもののお礼、
あとは、はたらける美術館という知り合いの方が代表を務める事業のお手伝い。

なのですが、、、お金を一番たくさんもらっている仕事が=本業なのでしょうか?
あんまり気にせずやりたい事に手を出してやっているので、あまりそういった
認識がなかったのですがみなさんにとって、本業ってなんですか?
特に複数の仕事を同じくらいの塩梅てやっている方にお聞きしてみたいです。
ちなみに私は聞かれると、本業はないですって答えてます。
全部本業でぜんぶ本業じゃないっていう回答です。
説明が難しいですが全部が必要なピースで私が出来上がっているので、
「副」っていう感覚のものがないです。

わたしがあまりこだわらずに好きなことをやろうと思ったきっかけは
松岡正剛さんの本の中で、ご自身の名刺にお名前しか書いておらず、その理由は
「肩書きに縛られたくないから」「肩書きがなければなんにでもなれる」
といった発言に強い共感を覚えたからです。

あたらしい肩書きを作ろう!といった動きもよく見ますけど、
もう、なんにも書かないってのは潔い良いな!って思いました。
結局、書いたら書いたでその枠の中に収まるように頭が働きだすんだと思うんですよね。

わたしは結構こんなカオスなくせに理屈っぽいところがあって、変に小難しく考え始める時があるのですが、以前よくあった悩みに、、
「アーティスト」とは?みたいな。私が作っているものって作品?商品?こういうのを作ったらアートなのか否か?みたいな悩みがあったのですが、正直、今は
どうでもいいか、っていう感じになっています(笑)

去年「アーティスト」として何するか?みたいなことを考えていたのですが、順序が
逆だという事に気づいたんですよね。まさに肩書きにしばられていた。
アーティストは何かしらの作品を作りますが、作品のかたちってべつになんでもいいはずなのに。それが作品と呼べるものかもあやしいものでさえも。

作品なり、できたもの、アウトプットがあって、初めて自分がなにものかが見えてくる。
それがデザイナーだろうがアーティストだろうが、商売人だろうが、なんでもいいかなって。
それよりも自分がなにを出したいか、どう感じたか、どうしてそうしたいか、そういった事のほうが大事だし、そこを大事にしていくとそういうどうでもいい表面の器の話は気にならなくなる。

私は人一倍打たれ弱いし、自信もないタイプです。
行動するまえに何かと悩みやすい人間なのですが、もしそういう私みたいな人がいたら、挑戦したいことがあったら人に相談せずに先に挑戦してしまう事をおすすめします。自信がないからつい相談してしまうんですよね。
でもあなたのやりたい事ってすごい事になるかもしれないし、それを何かと潰そうとする人もいます。
どうかあなたの大事なワクワクのつぼみが潰されないことを祈ります。

まちこし